多汗症に対して最初に処方されるのは塩化アルミニウムという成分が含まれる塗り薬です。
医療法医薬品として承認されているわけではありませんが、日本皮膚科学会の多汗症ガイドラインでどの多汗症に対しても第一選択で使用することが推奨されています。
そして第二選択の治療法として推奨されているのがA型ボツリヌス毒素の局所注射療法です。
A型ボツリヌス毒素を局所に注射することでボツリヌス菌の神経毒の作用、つまり神経の末端に結合することで神経伝達物質であるアセチルコリンの放出を抑えるのです。
実は神経の末端で発汗を促進させているのはこのアセチルコリンなので、A型毒素によって多汗症が改善されるのです。
内服薬として多汗症の保険適応があるのがプロ・バンサイン錠です。
この薬も抗コリン薬と呼ばれる薬物で、アセチルコリンを抑制することによって多汗症を改善します。
ただ、プロ・バンサイン錠は内服薬であるため、局所注射とは違って全身への副作用に注意しなければなりません。
体内の各所でアセチルコリンを抑制してしまうと様々な副作用が出現する可能性があります。
中でも、前立腺肥大や緑内障、重篤な心疾患のある方、麻痺性イレウスのある方には投与しないこととなっているので、皮膚科医にしっかり相談するようにしてください。
もっと多汗症の薬について知りたい方はこちらを参考にしてください。⇒多汗症 薬

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